シニアに人気のアプリとは?独自調査の結果も併せて紹介のもくじ
【アンケート調査】シニア世代が使用しているアプリランキング
出典:Freepik 独自のアンケート調査結果でわかる、シニア人気アプリをランキング形式でチェック(写真はイメージ)
本項では、弊社のシニア調査モニターに向けて実施したアンケート調査の結果をもとに、シニア層が実際に使用しているアプリをランキング形式でご紹介します。
Q. スマホでよく使うのはどのようなアプリですか?
1位:QRコード決済アプリ(PayPayなど)23.5%
2位:ニュースアプリ 19.6%
3位:動画アプリ(Youtube/AmazonPrime/Tverなど) 13.7%
4位:LINE(チャットアプリ) 11.8%
同率4位:交通機関アプリ 11.8%
5位:乗換案内/地図アプリ/宿泊施設予約アプリ 9.8%
アンケートでは、シニアに人気のアプリ1位はQRコード決済のPayPay、2位はコミュニケーションツールのLINE、3位は外出の際に便利な地図系アプリという結果になりました。QRコード決済はシニア層でも分かりやすくシンプルな決済方法のため、人気を集めたようです。またLINEのほかにFacebookを利用しているという声も多く、スマートフォンを用いて各々コミュニケーションを図っている様子も見受けられます。
調査では他にもさまざまなアプリが名を連ねており、シニア層は我々が思うよりも有効的にスマートフォンを使いこなしていることがわかりました。
シニアビジネスにおけるアプリの重要性とは?
アンケート結果からもわかるように、シニア人口においてアプリの利用率は増加の傾向にあります。本項では、現代のシニアビジネスにおいてスマートフォンアプリがいかに重要であるかを解説します。
総務省による調査では、60~69歳のアクティブシニア層におけるスマートフォンアプリの利用率は73.4%と高い傾向にあります。またスマートフォンの所持率だけでいえば、60代では9割、70代でも7割の人口を占めていることが判明しました。
参考:https://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp22/pdf/wp22_col6.pdf
上記調査やアンケート結果から、シニア層はスマートフォンを有効的に活用しているのがわかります。またアプリの利用においては信頼性を重んじ、社会的交流を望んでいるのが見て取れます。さらに健康補助の一助としてスマートフォンを活用していることもわかるため、今後もシニアのアプリ利用は増え続けるとみて良いでしょう。
シニアマーケティングにおけるアプリの重要性は、企業がシニア世代との接点を増やす点にあります。シニアのニーズや生活習慣に対応することで、信頼関係を構築するための強力なツールとなり得るでしょう。
シニアに人気のあるアプリの特徴3選
出典:Freepik シニア層はシンプルでわかりやすいアプリを好む傾向にある(写真はイメージ)
本項ではシニアに人気のあるアプリに共通する特徴を見ていきましょう。
共通する特徴を把握すると、今後のシニア向けサービスの発展につながります。
アプリ内課金が少ない
シニアに人気のアプリには課金要素が少なく、シンプルなものが多いです。
またゲームアプリなどは課金要素がありますが、シニアから人気を集めるアプリはお金のかかるコンテンツへの誘導がわかりやすく構成されています。間違えて課金してしまうといった誤操作が起きづらいところに、シニアは安心感を得るでしょう。またシニア利用率が高いアプリは最初から課金要素自体が少ないのも特徴です。
ポイントが貯まりやすい
シニア層は日常においてポイントが貯まるアプリを利用する傾向にあります。
例えば毎日の歩数記録や健康管理、レシート記録といった形でポイントを集めるアプリはゲーム性もあり人気を集めています。シニア向けサービスを展開する際には「ポイ活」の要素を取り込んで、シニアが楽しく利用できる施策を打ち出しましょう。
操作が簡単
上記2点のほか、操作性の簡単さもシニアへの人気要因のひとつに挙げられます。スマートフォンやアプリの利用に安心性や利便性を求めています。 そのため操作が簡単な点や説明がわかりやすい点、またアプリ内において金銭が発生する確率の低さが人気のアプリに共通する特徴だといえるでしょう。
【ジャンル別】シニアに人気のアプリ
本項ではシニアから人気のアプリをジャンル別でご紹介します。
日常で使う情報収集系アプリから趣味で用いるアプリなど、さまざまな種類がありますので、ぜひシニアマーケティングを進める際の参考にしてください。
参考:https://media-radar.jp/contents/meditsubu/columns4-seniorapp/
日常・情報収集
LINE
Facebook
NHKニュース
Yahoo!
スマートニュース
日常・情報収集系アプリではLINEの利用率が高く、シニア層から人気といえます。
家族や友人とのコミュニケーションに用いるほか、ニュースなどの時事系情報もLINEから収集しているという声も。また同級生との思いがけない再会が見込めるFacebookなども人気を集めています。NHKニュースやYahoo!は媒体としての知名度において信頼性が高く、地震や気象情報なども充実しているのが人気要因に挙げられます。
シニア向けのSNSについてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ併せてチェックしてください。
シニアのSNS事情とは?利用目的やシニア層に人気のSNSも紹介
買い物・趣味
- YouTube
- Amazo
- 楽天
- じゃらん
Amazonや楽天などのアプリはショッピングを趣味として挙げているシニア層に好まれる傾向にあります。旅行好きのシニアはまたじゃらんアプリを利用する方が多く、国内旅行における宿泊予約の手助けをしてくれるため好評を得ています。
健康
- 楽天シニア
- あすけん
- 単語パズル
- 血圧ノート
昨今は毎日の健康管理をスマートフォンアプリで行っているというシニアが多く見られます。中でも歩数記録をしてくれる「楽天シニア」や、カロリー計算や栄養管理をサポートしてくれる「あすけん」。また楽しく脳トレーニングが行える「単語パズル」や血圧管理が簡単にできる「血圧ノート」なども人気の傾向にあります。
グルメ
- 食べログ
- ホットペッパーグルメ
- EPARK
- 出前館
セカンドライフを楽しむシニア層は、食べ歩きをはじめとしたグルメを楽しんでいる方も多い印象です。食べログやホットペッパーグルメで良い口コミのお店を探して実際に出向くほか、出前館でテイクアウトのグルメを楽しむシニア層に良く利用されるのがグルメ系アプリです。
本項では、シニアに人気のアプリを複数ご紹介しました。それぞれのアプリの特徴を把握し、自社のマーケティングにお役立てください。
シニアに人気のアプリとは?独自調査の結果もあわせて紹介のまとめ
本記事ではシニアに人気のアプリをジャンル別に紹介し、実際にアプリを利用しているモニターへの調査結果をご紹介しました。
高齢者をターゲットとしたマーケティングでは、常にトレンドを把握しなくてはなりません。シニアから注目を集めるアプリや調査結果を参考に、自社サービスにお役立てください。